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コスパで探すオーバーサイズシャツ、今年の春はセレオリが熱い!

日によっては暖かい日も増え、アウターなしで外出できる日も増えました。

歩道に咲いている桜を見ると、なんとなく「あ~もう春かぁ…」という気がしますね。

そんな清々しく淡く、美しい春ですが、

毎年のように難しいのが、シャツ選びです。

最近はビックシルエットが主流となり、着る服のサイズも上がりました。

Sサイズでピチッと体に張り付いていたようなシャツも、身幅にいくらかゆとりが設けられ、

「数年前のM~Lサイズ」が「Sサイズ」と表記されていたりするくらい。

ここまでビックシルエットのトレンドが進んでくると、細身のシャツだと少し少し貧相というか、物足りないイメージになってしまいます。

シャツ、スキニー、細身…みたいなコーディネートも悪くはないんですが、鏡を見ると「何かが足りない…!」とソワソワしてしまう人も多いのでは。

しかし、闇雲にビックシルエットを着ればいいというわけでもなく。

ビックシルエットはお手軽にコーデに「情報量」を与えてくれますが、一歩間違えると小学生のような

「着られてる感」にも繋がります。

実際、「まだビックシルエットに慣れない…」という方もわりといるんじゃないでしょうか。

最近はありがたいことにインスタでDMをよく頂き「おすすめのコスパ良いシャツありますか?」と聞いてくださったり。

ちょうどいいので「コスパ良くビックシルエットの良さを感じれるシャツ」を2枚ほど紹介しようかなと。

(こうしてDMいただけると書くことが増えてすごく助かります。もし疑問などあればドンドン送ってきてください。)

URBANRESECH(アーバンリサーチ)トーマスメイソンオーバーシャツ

URBAN RESEARCH トーマスメイソンオーバーシャツ

やはりまずおすすめしたいのが、このアーバンリサーチの「トーマスメイソンオーバーサイズシャツ」。

「オーバーサイズ」と銘打ってはいるんですが、実際のところバカデカいシャツというわけではなく、程よいビックシルエットになっています。

ウエスト周りに拳1~2個分ほどゆとりがあき、肩はスルッ落ちたドロップショルダー。

スソに向かってスーッと生地が落ちていくので、体のラインをキレイに見せてくれます。

上品な印象を残しながら、オーバーサイズのリラックス感もしっかり味わえるという…一粒で二度おいしいシャツになっています。

そしてもう一つ大事なのが素材。

オーバーサイズのシャツはシルエットも大事なんですが、素材もかなり重要です。

どれだけ形が良くても、ガサガサ・シワシワだとどうしても幼く見えてしまい、「ただデカいシャツを着てる人」になりやすいためです。

その点で優れているのがこのシャツのメリットで、

「トーマスメイソン」という、王室でも利用されている英国の老舗テキスタイルメーカーの生地を使っています。

触るとわかるんですがカッターシャツのような「パリッ」としたコシのある生地感でありながら、発色もいいという優れた生地。

一目見た瞬間に「あ、コレ良いシャツだ…」とわかるようなシャツになっています。

これで細身のだとかなりドレッシーな印象になるんですが、オーバーサイズなので程よくリラックス感のある、バランスの取れた佇まい。

アーバンリサーチはトーマスメイソンをドメスティックブランドが取り入れる前、あるいは同時期くらいからこのシャツを始めていたんですが、

積み重ねられたノウハウもあり、やはり上手いですね。

最初にこのブログで取り上げたときは「新商品なんですよ~」と店員さんが紹介してくださっていましたが、

気づけばロングセラーの定番アイテムになっていました。

時間の流れって早いですね…。

毎年この時期になるとチラホラサイズ欠けも出てくるので、気になった方はお早めに。

ADAM ET ROPE (アダムエロペ) ビッグシルエット レギュラーカラーシャツ

ADAM ET ROPE’ ビッグシルエット レギュラーカラーシャツ

そして、今年もう一枚おすすめしたいのが、アダムエロペの「ビックシルエット レギュラーカラーシャツ」。

こっちもね…、クオリティ高いんですよ。

アーバンリサーチと同様、オーバー過ぎないバランスの良いシルエット。

「大人が着ても大丈夫なビックシルエット」で、リラックス感だけ楽しめるという例のシャツです。

しかしアダムエロペのシャツは、なにより素材のこだわりが素晴らしくて。

もともとアダムエロペは「NIKKE」など日本でも屈指のテキスタイルメーカーとコラボするなど
素材に対するこだわりを強く見せてくれるブランドでしたが、

(NIKKEはプラダを始めとしたハイブランドとも取引している一大メーカーです)

ここ1年はとくに、プロダクトだけで見ればデザイナーズブランドと謙遜ないようなアイテムもあり、
その本気度が伺えます。

そしてこのシャツも同じく。

薄手のブロード生地を使っているんですが、滑りも光沢もすばらしい。

1万円弱という手頃さながら、しっかり一線級に仕上げてきています。

こういう「光沢系」のシャツでは定番色のブルーやストライプはもちろんですが、何より素晴らしいのはチャコールグレー。

タテ糸に2種類以上の糸を撚った「杢糸」という糸を使った、深みのあるグレー。

見る場所によっては浮き上がるように光沢が出て、「チャコールグレー」と一言では片づけられない複雑なカラーリングになっています。

腕を曲げたときなど、生地が寄ったときのドレープ感も程よく、まさに出色の出来。

紹介に他ブランドを絡めるのはあまり好きじゃないんですが、グラフペーパーの片鱗も感じれます。

春・秋・冬と使えるカラーリングですし、先も見越して色を揃えておくのはおすすめです。

実際もうサイズ欠けも出始めているので、こちらも気になる方はお早めに。